二兎を追い、二兎をも得る

日常は無常。心は満腹を知らず、醜くも大衆の亡霊を頬張るばかりである。

週次レビュー2017.9週

今週の自己点検スコア 5項目25点満点

トータル 89点 

平均 12.7点(50.8%)

最大 15点(60%)日曜日

最小 11点(44%)月曜日

 

KPI評価

体重 79.7kg 先週同曜日80.1kg(-0.4kg) △

英語 未計測 → 未計測 ×

読書 本1冊読了 ◯

 

大きな数字は、悪化した先週から対して伸びていない。

と、言うのも、今週は会社の研修合宿が3泊4日で行われたのだが、当初の計画では、運動をせねばと思い、ランニングウェア一式をカバンに詰め込んだのだが、シューズを忘れるというマヌケっぷりで流石に革靴で走るのも何だと思い、気持ちが一気に萎えてしまったのだ。

ただ、体重は減っている。

これには、ちゃんと理由がある。ただでさえ拘束時間が長い上に他人と共同生活を強いられるため極めてストレスフルな環境なのだが、食事だけは3食分手厚く用意されているのだ。毎回合宿を追える度に下手すると数キロ単位で増えてしまっていた。ここが体重減少を目論む上でのボトルネックの可能性は非常に高かった。

今回はこのうち1日をファスティングとして設定した。

実は昨年秋くらいに一度同じタイミングで3日のファスティングを実施した。結果、―当然といえば当然だが―3日間で4キロ体重が落ちた。その後多少は戻ったが、ある程度維持できていた。しかし、年末年始に忙殺され、それ意向運動もろくに行わなかったし2度とファスティングも挑戦しなかった。お陰ですっかり元通りの体重まで戻ってしまったのだった。

今は、運動を行う習慣ができた。ただ、なかなか食事量を減らせなかった。そこでこのタイミングで再度行うことにした。ただし、今回は1日に留めておいた。

1日のファスティングデトックスの効果があると言われている。

ダイエットもそうだが、健康について調べていくうちに、あらゆる調子の原因は内臓が鍵を握っていることが多いということがわかった。

体を駆け巡る血液を作っているのも内蔵だ。内蔵が疲弊していればその効率も悪くなる。脳だって血液から栄養を摂取しているのだ。そういったことを聞いてしまうと、内蔵にももっと気を遣ってやらねばと言う気がしてくる。

一度内蔵を休めてあげて、体をリセットしてやることが今は重要なのかもしれないと思った。

 

実施においての一番の敵は、空腹でもなんでもない、善意を持った他人だった。

ファスティングを行うのは、実際に食事(固形物)を摂らない日数分とその前後で同じ日数ずつで食事の中身を変える必要があるため実施期間×3日間が実質の実施期間となる。今回は1日だったので、前後1日ずつで計3日だった。

前日は何の問題もなかった。バレないようにいわゆる”まごわやさしい”に絞り、米の量も意識的に減らした。(茶碗の3分の1くらいで、それだとバレるのでプレートのさらに一緒によそった)

当日はさすがに、みんなが食事を取っている間隠れていなければならない。

しかし、バレてしまう。そうなると周りは好奇の目で見てくる。普通は日常で食事を抜くなんて発想をしないからだ。そりゃ断食について、ファスティングについてある程度調べていれば、ファスティングの効果が云々よりも、数日食事を抜いたところで人は死なないというかびくともしないことは知っているはずだ。しかし、知らないと普通に考えてありえない行動を取ることに恐怖を抱く。

良識と善意のある人々から言われるのだ。

「やめておけよ、からだに悪いぞ」

「逆に太るだろ」

「大丈夫なのか」

 

前回もそうだが、ファスティング中は、不思議なくらい腹が減らない。

いや、食べたいなという気持ちは確かにあるのだが、別に食べなくても平気だなと思う。

この経験があるのと無いのでは大きな違いを生むように思う。

実際体重は減ったのだ。それが答えだ。

もちろん、次の日少し意識して食事を取って、その後は割となんでも食べたから、少し戻ったが、それでも前週より減っているし、なんならこれを書いている日曜日(また遅れた。。)は記述しているより更に1キロくらい減っている。

それもそのはず、ファスティングを正しく行うと、断食を乗り越えて胃が一度縮んだ状態が維持されるので少ない量で満足するようになる。単純に食う量が減っているのだから当たり前だ。

断食=逆に太ると主張するのは、断食から明けた時、すぐにもとの食事量に戻してしまうからその後の食事減少に失敗するとリバウンドをすることを指している。

 

ダイエットの根本的な対策は食事量のコントロールか運動による基礎代謝の向上、これ以外には無いと思っている。

もちろん、有酸素運動をすると脂肪燃焼するだろうが、運動の継続の難易度の高さ(誰しも不条理といくらかは付き合っているはずだ)を考えると、代謝する量のベースを挙げておくことと少ない量で満足できるようにすることの効果は長い目で見て大きい。

ダイエットを意志力の課題に持ち込もうとするから失敗するのだと、自身の数々の失敗をもとに思い至った。まあまだ全然痩せて無いのだけれどね。

 

まあ、ともかく、僕は改めて他人に干渉することの罪深さを思い知ったのだった。

自分の正義は必ずしも相手にとってもそうではないということだ。

というか、そもそも相手を変えようとすることがおこがましい行為なのだ。

相手の世界に干渉するのであれば、相手の人生を背負う覚悟が必要だ。

そう思えば、中途半端な知識や経験で主観だけでの意見などできるはずがないのだ。

 

という愚痴を交えて、来週こそ頑張れるはずだ、、と信じて。