憧憬と孤独
久々のハコはいつになく賑やかで
孤独に佇み人と音に身をまかせるとき
ここでは自分は何者でもない景色の一部になる
たくさんお金を持っているとか
いろんなものを知っているかとか
意味をなさない
ここだってひとつの世界
たとえば自分の生まれ故郷を離れるとき
それまでの世界の外で
誰でも孤独になる
だけどいつしかそれも忘れてしまう
だからそう、ここに来るたび孤独が顔を出す
単に忘れてしまっていただけで
あれはいつでも俺の中にいた
おれはいつでも矮小だった
単に忘れてしまっていただけで
思い出す
孤独、痛み、もがく、漏れる、不安
昨日の上司の怒声は実はフィクションで
こっちの痛みの方が本物かもね